2018年KVIS写真日記その1  2018年10月11日公開
Facebookで公開しているKVISでの写真日記を少し編集して,こちらでも公開します.

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今年は1週間のブラジル滞在のあと,1日だけ帰国してまたタイへ.着いて,いきなり教員向けWS(ワークショップ)の担当など最初の2週間ほどがとても大 変でした.しかしその後は男子生徒の軍事訓練などで1ヶ月間,授業が半減することもあり,また授業準備も一応昨年のものをベースにできたので,昨年に比べるとかなりゆったりと過ごすことができました.
今年は一人で授業を行ったので,昨年より授業の記録写真が少なく,その分週末に旅行やWS(ワークショップ)などで遠出をすることが多かったのでそちらの 写真が多くなりました.バンコク市内にも仕事でこちらに来て初めて,週末に宿を取って出かけることができました.またタイ最北部の街チェンライを訪れる機 会に恵まれ,念願だったサッカー少年たちの奇跡の救出劇の舞台となった石灰岩洞窟も訪れることができました.

それら,2ヶ月の 滞在記を昨年にならって記します.何かの参考になれば幸いです.

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手持ちのHuaweiのスマホは待ち受け画面に大阪とこちらの気温をリアルタイムで表示しています.こちらの方が夜2時間早い時間なのに,3度も低いのがわかります.おかげで夜はエアコンを止めています.朝方は大体25-26度です.昼間は30度ほどに上がりますが.何か日本のニュースを見ていると今年の夏はすでに熱帯を超えているという感じですね. 説明が前後します.関空からタイに飛ぶ飛行機は初めて乗ったタイ航空のAIRBUS 380-800です.ジャンボに替わる4発の大型機ですね.2階への階段が興味深々なのですが.
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機内で暇なので,スロットゲームで遊ぶこと1時間.やっとジャックポットを達成! 今年の夏のVisiting Teacherの紹介.Arther Gorka先生は数学担当の米国人の巨漢ですが,とてもゆっくりと英語を話してくれる例外的によい米国人です.このときはすでにK先生も来られていて,日本人が2人になっています.
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ある日の学食の昼食.カルボナーラ系のソースのかかったスパゲティが珍しかった. こちらはある日の朝食です.シリアルを久々に食べました.まだキッチンでの準備が整っていないので自炊はできていません.
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早朝.池にロータスの花が咲いてきれいな通学路. この日の午後は結構いい天気になりました.こちらのこの時期の天気予報は大体こんな感じですね.予報は晴れ時々曇り,一時雨で出しておけば間違いがありません.
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昨日土曜日の,近隣から先生を集めた地学のワークショップです.今は昔,大阪府教育センター時代に行っていた教員研修みたいなものです.20数名の先生が朝から集まりました.同時に4名の外国人教員が4つのテーマで別々の場所で研修を行いました.先生たちはとても熱心で頭が下がります. 説明のあと,まず外にでて,池のほとりの岩石を見学.と言ってもほとんど石英脈以外の露頭はないので,このような建築用材で持ち込まれたバラスの岩石の観察です.石灰岩が多数で少し千枚岩(Phyllite)が混じります
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朝はまだそれほど日差し強くなかった.おのおのの先生はサンプルを手に教室に引き上げてきます. まずは,塩酸で石灰岩を溶かす実験.これで石灰岩とそれ以外の岩石を見分けています.勢いよく泡立つので,正装が塩酸で汚れないか心配になります.こちらの先生はこの種の研修には結構きちんとした服装で参加される方が多いです.私はまったくの普段着というか,指定されたKVISのポロシャツで研修です.
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次にチャートとの違いを見てもらいます.放散虫のエキスパートである和歌山の高校の先生から送ってもらった,HF(フッ酸)で処理済みのチャートの表面を顕微鏡でみてもらいました.皆さんスマホを駆使して写真を撮っています.しかし半数毎に分けて先生には上の階にある電子顕微鏡(日立のSEM)も見せたので,この通常の顕微鏡の画像はややしょぼかった(泣). 私の英語の説明をカウンターパートのT先生が逐次タイ語に通訳してくれます.タイも日本と同様先生方がそれほど英語力があるわけではありません.それでも先週のブラジルよりははるかにましで,英語の説明だけで理解する先生も結構おられた.
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午後は火山灰を洗い出して,鉱物を観察する実験.こちらも熱心に写真を撮っています.このあと,岩石薄片を2枚の偏光板で挟んで観察する実習も行いました.最後のこの観察が一番評判が良かったようです. 記念にはるか昔,地学の実習で生徒に作ってもらって保管していた薄片を先生方にお土産として差し当てました.とても感謝されました.おかげで学校に先生方がスマホでレスポンスした総合評価は5段階の4.89という高評価をいただきました.熱心に取り組んでくれた先生方や手伝ってくれた化学の先生方に感謝です!
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カウンターパートのTさんに頼んで,スーパーまで買い出しの車を学校で出してもらう.今日の買い物一覧.4200+730(ピザ代)バーツ近い買い物でちょっと買いすぎたかな.一番高いのがピザ.次がビールで24缶800バーツ弱.コーヒーメーカーは400バーツ弱と安い.あとワインが1本,200バーツ弱.ほかにコンセントとか簡易物干し台,みのりという日本米とか.アルコール類は大学のキャンパスでも飲むのは禁止されているらしく,部屋で飲むだけです.さらにスーパーで買えるのは夕方5時からで,1分もまけてくれません.このあたりは日本よりは厳しいルールです.あと日本では販売がされていない紫のリステリン.歯医者で治療のあとうがい用に用意されるものですが,こちらでは普通にスーパーで売っています.歯磨きのあとに口をすすぐのに持って来いです. 何かビールばっかり映ってますが,これは数日前にまだスーパーに行けるかどうかわからなかったので,自転車で近所の何でも屋(食堂のような作りで食品から服まで売っている)まで行って買ったものです.植物油も買いました.この店はローカルなのに,夫婦2人とも片言の英語が通じるので,クッキングオイルがほしいと言って買えました.近所のマーケット(といってもただ広場に露店が並ぶ)の果物やで買ったのはごらんのフルーツと別の店で卵ですが,赤いのは食べすぎると血便が出たのかと心配するドラゴンフルーツです.茶色の方はラムヤイという北方のもの.これも甘い.果物の方は小学生か中学生くらいの店の娘がバイト?しているので,ちゃんと66バーツと英語で言ってくれます.このあたりはブラジルとは大違い.タイはすでにグローバルカントリーなのです.
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置いて帰ったと思っていたカリタのコーヒー淹れがなかったので,仕方なくよく旅先で作るコーヒーメーカー.単にカップ麺の底に3つ穴をあけて紙フィルターを入れただけですが結構おいしいコーヒーが入ります.短い旅行ならおすすめです. ランブータンという果物.見かけによらずとても甘く美味しい.ライチ系の味.
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さてやっと念願のコーヒーメーカーをスーパーでどさくさに買いました.昨年ほしくて一旦LAZADAという通販でAmazonみたいに届いたのですが,残念ながらガラスの底にひびが入っていたので返品したものです.Aamzonと違って返品は近所のコンビニまで持って行って返品するシステムです.今回はスーパーの電気店で400バーツ弱の特価で買えました.1500円ほどですね.OTTOというメーカー名ですが今回はちゃんと動いておいしいコーヒーを飲みながらこれを書いています.これあとで取説を調べると,なんと中国製ではなくタイの家電メーカーのようです.うーんうれしいなあ.Made in Thailandの電気製品が素晴らしくなった.しかも安い!(これ今まだ調べています.どこにもmade inの字がありません.中国製かもしれないですが,会社はタイにありますが) 今夜は米国からきた礼儀正しい(彼は柔道の有段者でもあります)アーサー先生の部屋のパンケーキパーティでした.外国人教員を中心に大勢集まって彼の手作りのパンケーキをいただきました.この種のパーティには何か持参した方がいいので,束になった枝の先に実がついた果物(今調べるとラムヤイと言ってタイ北部のものみたいです)と,前に近所の店で生卵と間違ってかった塩漬けのゆで卵を持参しました.写真はそのパーティで出たタイのお菓子.甘そうですがやや甘味を抑えたゼリーです.ちょうど学校に滞在中のフィリピンの女性の先生方とお話をしながら食べました.2013年の史上最強の台風ハイエンの被害とか,強面のドゥテルテ大統領が実は環境問題には厳しく,ビーチを環境保護のために閉鎖したとかの話を聞きました.
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同じくパーティのお菓子.緑の方だけ日本語が書いてあるのが,ナウい(古い!)のでしょうか. 先日こちらにきて初めてごはんを炊きました.昨年買ったシャープ製の1500円ほどの炊飯器ですが,今年は炊く前に少し米を水に浸すなどしておいしいごはんが炊けるように努力しています.ふたが軽いのでカップで重しをしています.3合炊いて冷凍にも保存しました.
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授業準備に火山灰の観察用の資料を作りました.材料は日本のDIYショップで売っている赤玉土.これは関東ローム層の火山灰で,ごらんのような超音波洗浄機で処理するときれいな輝石が見れます. 超音波洗浄を終えて上澄みを流すとそこにこのように輝石の緑色の結晶がたまります.赤玉土の茶色からは想像できないですね.
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こちらはパパイヤ,昨週スーパーで買っておいてあったものがカビが生えだしたいので,あわてて今日切って食べました.まだ3/4冷蔵庫に残っています.こちらの人に言わせるとパパイヤはフルーツではなく野菜だそうですが. ドラゴンフルーツですがこれは中身が白いものでした.おいしくいただきました.
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市場はこんな雰囲気です.とても風情と活気があっていいところです.タイのカントリーカルチャーを感じさせてくれます.私の小さいころは日本もこんな雰囲気だったのですが.写真は日本から来た学生さんで,インターンシップの目的でタイの高校に2週間ほど滞在していました.彼に市場を案内しました. こちらはたこ焼きに似ているのですが,ほんのり甘いお菓子です.コーンとココナッツミルクの味がします.1舟20バーツだったので,K君と半分分けしました.
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こちらはいつも訪ねる果物やさんです.手前の赤いのはランブータンというそうです.中の白い実を食べます.今回これを買いました.kg30バーツと格安.そのとなりは前に買ったラムヤイという北部地方の果物です.こちらもとても甘い.K君にはこれをすすめました.許可をもらって写真を撮っています.子供がポーズしてくれています.ドラゴンフルーツを大小1kg買いました.あと緑色のマンゴーも同じく1kg袋に入れてもらいました.30と30だったか.100バーツ(340円)でおつりがきました. 市場のあと,自転車でいつもの散歩コースの大学院裏の森林再生計画の区画が見下ろせる,展望台まで来ました.展望台は近々,王女が来られるとかで,ご覧のようなきれいな飾りつけが.見学の人が犬を連れてきていました.K君(写真左)はICUのまだ19歳の学生ですが,すでに学生団体でネパールにボランティアでコミュニティ建設の手伝いに行っていたそうで,犬の話題になり,彼もちゃんと狂犬病の予防接種を受けたそうです.
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新しく5階建てくらいの立派な展望塔ができていて驚きました.夕刻トレーニングのコースの終点になった場所です. 階段だけでなくエレベータまで備えられた近代的な建物でした.
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展望台から森林再生プロジェクトの現場が一望できます.昨年もご紹介したと思うのですが,私の学校の運営財団を支援するPTT(タイ石油公社)が自社の敷地内で,プランテーションで荒廃した農地を再び森に戻す実験プロジェクトを行っているところです. 展望塔から学校の方面を望んだところ.近くがVISTEC(大学院大学)で遠方がうちの高校です.広大なPTTの敷地に建てられていて,将来,この場所を研究学園都市にする計画があるそうです.
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例のたこ焼き風のお菓子です.黄色いコーンとココナッツの香りがします.ふわふわしてほんのりと甘い. さてワイシャツのボタンが取れたので,手持ちのソーイングセットで見事完成と思ったら,よく見ると第1ボタンが裏側に付いている!仕方なく今日,市場の雑貨屋さんで,ごらんの黒と紫の糸が市場で買ってきたものです.2個で15バーツ(50円)と格安でした気を取り直して,表側に再度付け直しです.さすがに小学校で習った家庭科の裁縫の技術が今も生きています.一度覚えたものはめったに使わなくても,なかなか忘れない.
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昨年はタイのTVしか見れず,不満が募ったので,今年は日本のTVが見れるよう,SlingBoxという装置を自宅の光ネットのチューナーの側にセット.ネットで自宅の光チューナーのTVがそのまま見れるという優れもの.さらに写真の右に移ったコントローラをマウスで操作すればチャンネル切り替えや録画もできてしまうという優れもの.外国で暮らす人でwifiが利用できる人には絶対のおすすめです. ローカルマーケットで買ったマンゴスチンに知らない間にとても小さなアリがわいていて,殺虫剤(押すだけベープ)でやっつけました.とても小さなやつですばしこく,身体にはい上がってくるし,ときどきチクっとかむしいやな奴です.白い天板の上の小さな死骸が見えるでしょうか?昨年に引き続きこの押すだけベープはこちらの常備品です.しかしこのマンゴスチンは本当に美味しい!



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