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WSのための火山灰の下ごしらえ.赤玉土をごらんの乳鉢でつぶします.これとても大事で,この結果超音波洗浄抜きでも何とか輝石が見れることがわかりました.
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ここでは下ごしらえなので,超音波洗浄を入念に繰り返してごらんの大きなシャーレで回すように,パンニングすると緑色に輝石が集積してくる部分があるのがわかります.
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中央部に緑色に見える部分があります.
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輝石の集積した部分で,これをスポイトで吸い上げます.これだと効率的に輝石を集めることができます. |
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KVIS用に持参した日本の各種火山灰.これだけあれば,数年間は大丈夫.
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泉北丘陵のピンクタフも処理してみました.こちらは乳鉢は不要でした.
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生物の授業も覗きました.K先生が水生プランクトンをそれぞれ解説.さすがに帰国子女だけあって,英語はペラペラ. |
K先生考案の簡易カメラ装置で顕微鏡から直にモニタに画像を映しています. |
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生徒も実際に顕微鏡でプランクトンを見る機会はほとんどなかったらしく,とても喜んでいました. |
さてたまには自分の授業のシーンを.これは地震波形解析の手法の板書.今年は時間がなくあまり地震の話ができなかったのが残念. |
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さてWSに向けて,チェンライに出発.昨年末に恐竜サイトへの巡検で乗ったタイスマイル航空に久々に搭乗.このケーキはバンコクのとても有名なホテルのものだそうです. |
チェンライ空港の荷物受取場.飾りはタイ北部のものだそうです.音楽を演奏する楽団もいて,私には何か中国の影響が濃いなあという印象ですが. |
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まるで「ホテルカリフォルニア」のLPレコードのジャケットのような(譬えが古いなあ!)PCSHS ChiangRai校の校舎と玄関.大勢の先生方に迎えられました.日本語の先生(タイの若い女性)もいて結構流暢に日本語を話します.太った水色の先生は運転手を務めてくれましたが,実は専属の運転手ではなく,情報の先生だそうです.ー 場所: Princess Chulabhorn's College, Chiang Rai |
中庭と校舎ですが,これは本当に美しい校舎だと思います.私が訪れた外国の学校としてはここが一番きれいだったように思えます.ー 場所: Princess Chulabhorn's College, Chiang Rai |
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夕方,シンハービールのオーナーの公園のシンボルと見事な夕暮れ.これ確かセレッソ大阪の公式スポンサーで数年前のユニフォームには金色のエンブレムがついていた記憶が. |
公園内のレストラン.屋外の夜風が心地よい席で本場のシンハービール.そりゃここで作っているからうまいのは当然か. |
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バンドが順にテーブルを回って,米国人のテーブルにはカントリーロード,中国人には中国の曲と順繰りに回ってきて,大学のアドバイザーの先生が「昴」をリクエストしてくれて,私は思わず100バーツのおひねりを渡したので,もう1曲「上を向いて歩こう」を演奏してくれました. |
何とかインペリアルホテルという,とても個人では泊まれそうもない高級ホテルに泊めていただいています.今回タイに来て初めてバスタブにお湯をためて,お風呂に入れました.CNNを見ながらこれをしたためています. |
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朝8時半から地元理科教員向けに地学の内容でWS(教員向けワークショップ,講義と実験)の開始です.副校長の挨拶と今日のスタッフ紹介などに続いて,参加の先生方の自己紹介がありました.遠い人は100kmの道のりを駆けつけてくれたそうです. |
午前中は,石灰岩の塩酸に溶かす実験や,チャートの放散虫の化石をみてもらう実習をしました.この前チュラロンコン大学でもらってきたチャートのサンプルが早速活躍しました.ー 場所: Princess Chulabhorn's College, Chiang Rai |
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これは和歌山の田辺高校のY先生からいただいたHF(フッ酸)表面処理済みのサンプルを見てもらっています.放散虫がとてもきれいに見えます.みなさん当然ながらスマホで写真を撮っています. |
校長室で昼食をいただきましたが,地元北部の料理だそうでこれは炊きこみごはん風.このあと大急ぎで,40数名分のサティフィケーションに署名しました. |
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勤務校からは化学の2人の女性の先生が進行を手伝ってくれました.手前のT先生が私の英語を逐一タイ語に翻訳してくれました.お2人とも大学で博士号を取って高校に務めています. |
こちら午後の火山灰の洗浄です. |
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これは午後2番目の薄片を顕微鏡で見ているところです. |
ごらんのように私が製作した薄片を2枚の偏光シートではさんで通常の双眼顕微鏡で観察します.このあと一人1枚,記念に持ち帰ってもらいました.6月以来自宅でひたすらW杯サッカーを見ながら,薄片作りに励んで,お土産を作って良かった瞬間です. |
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さて,そのWS終了後にすぐに訪れた露頭です.これが今年出版されたチェンマイ大学の地質の研究者の報告に載った,新しい化石の産地です.たまたまWS(ワークショップ)に参加された地元の先生が何度か生徒も連れて化石採集に来たという露頭なので,WS終了後すぐにここに行くことが決まりました.学校からはほんの3kmですが,結構,道は入り組んでいました.採石場跡のようです. |
少し近づくとこんな感じです.出た化石からは別の論文の指摘で時代は石炭紀だったはずです.植物化石と動物化石の両方が出ると書かれています.期待に胸が躍ります.手前のスケールは私のリュックです. |
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泥岩が主体で砂岩が少しまじる互層です.案内者によるとやや灰色の泥岩から化石が出るという話で,さっそく見つけたのが,灰色の表面に白い何か化石のようなものが浮かぶ破片です.もうみんな血眼で探しています. |
必死で探す,私の学校の化学担当の先生たち.化石採集は初めてといってましたが,必死で探しています.そのうちついに2人とも化石らしいものをゲットしてとても喜んでいました.茶色のTシャツは案内者の先生です. |
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幾つか集まった化石たち.白いのは案内者が採ってくれた腕足貝の仲間のようです.ほかに植物の破片らしきものも.私はとてもきれいな植物の茎を取ったのですが,持ち帰る途中でどうもバラバラになって,小さな破片のみが残りました.とても残念.それでもそれなりに化石らしい標本は持ち帰ることができました.石炭紀の石灰岩以外の化石というと,とても貴重なものになります. |
塊状の泥岩の地層ですがほぼ直立しています. |
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ややタービダイトっぽい部分もあります. |
他に堆積構造もかなり気になります. |
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これですが,同一露頭内にリップルマークやクロスラミナが共存しています.傾斜がほぼ直立しているので,これでどちらが上方かわかるでしょうか?そういえば化石探しで興奮していて,走向と傾斜を測るのを忘れていたことに今気づきました.地質学を少しかじった私としては,最低の失敗ですね.(9/25追記.この写真,堆積学に詳しい知り合いにみてもらいました.結論から言うと左が上だろうとのことです.画面左のリップルマーク状のものはラミナが同期していない.クロスラミナはハンモッキー構造で右が切れているのではなさそう.中央下の泥岩が明らかに砂岩に切られているなどの証拠から.そう結論をいただきました.) |
必死で探す我々をしり目に,ついてきたWS主催校の先生は手もち無沙汰です.夕暮れも迫り,あまり待たせてはいけないので,30分ほどの短い時間の採集となりました. |
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現場を案内していただいた,地元の高校の先生.家に立ち寄れば採集した化石を見せて上げるといわれたのですが,ホテルに帰る都合もあり,見れなかったのが残念です. |
これはその後レストランで頂いた夕食です.スペアリブの照り焼きです.美味しかったです.私だけが当然のようにビールをいただきましたが. |
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さて夕食後歩いて,近所のウオーキングコースを案内するというので出かけました.とてもきれいな教会です.仏教国のタイとしては珍しいかな. |
夜店が始まります.ウオーキングストリートととはこのことで毎土曜日の夜に開かれているようです.果物や雑貨,服などがとても安いです. |
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露店の服屋さん.北海道大学が長かった化学担当で今日もひたすらタイ語への翻訳をしてくれたT先生は,北部のこの服はどこかアイヌの模様に似ていると言ってました.北部の文化に共通する模様ではないかという彼女の発想はなかなか面白いと感心しました. |
こちらはやや甘いごらんの煎餅みたいなものにゴマをはさんで焼いてくれます.これホテルで食べたのですがとても美味しかったです.これはタイで初めてみた食べ物です. |
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メイン通りは人並みがすごいですね.日本の正月並みの混雑.このメイン通りはなぜか食べもの屋ばかりです.この屋台の左横に広場があって,そこでは盆踊りに似た,ダンスをみんなで踊っていました.とても幸せそうなタイの人々の日常に感動を覚えました. |
町の入り口にある中世の王様の像です.詳しくは下記を. http://4travel.jp/overseas/area/asia/thailand/chiangrai/kankospot/10161426/ |
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さて主催校の計らいで泊まらせていただいた,とても豪華なインペリアルホテル.1人で泊まるにはもう豪華すぎて申し訳ない気分です.貧乏性の性格は一生抜けませんね. |
ホテルの部屋にあったタイではおなじみの断り書き.左はしにドリアン禁止があるのが特徴. |
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久々にバスタブに湯を入れて,ゆっくりと浸かれました.タイに来て以来初めての湯舟でした. |
何と見事なプールまでついていました.夜のプールというとなぜか,縁起悪いですがローリングストーンズのブライアンジョーンズを思い出してしまいます. |