2018年大阪教育大学「固体地球科学II」 資料置き場 10th.Oct.2018 新設 16th. Jan 2019 改訂

01/16分

地球深部探査船「ちきゅう」のサイト
https://www.jamstec.go.jp/chikyu/j/
また
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190116/k10011779081000.html
で深さ3260mまで掘り進んだという記録更新.5000〜7000mを越えるとMoho面まで届く可能性が出てくるのだけど.

地球内部地震波線図(描き方のプログラムと図)
http://www.tennoji-h.oku.ed.jp/tennoji/yossi/seismic_ray/index.html

私のドイツ探訪記
http://yossi-okamoto.net/Old_HP/Futen/2006_Germany/index.html
コップのスケールは
http://yossi-okamoto.net/Old_HP/Futen/2006_Germany/Germany_3.html
の真ん中右あたりにあります.

授業でみせた地球内部の地震波シミュレーションは(下の画像をクリックしてください)

  

さらにモホ面での屈折波は


以上の計算はVirieux1986
http://geodynamics.usc.edu/~becker/teaching/557/reading/Virieux1987.pdf
に基づく独自プログラムでシミュレーションしています.見えている波は媒質の変位ではなく媒質速度をPOV-Rayでレイトレーシングして表示しています.



12/25時点での補足
クラカタウの火山噴火と津波の 関連について(まだ詳細は不明ですが),下記の動画はとてもよくできています.きちんとした津波の計算によるものと思われます.さらにその下に計算の元に なったと思われる海底下の地すべりおよび本来の地震断層のずれによる津波が表現されています.グッドジョブです!

https://www.youtube.com/watch?v=AXHN14IHtLY
https://www.youtube.com/watch?v=feXCIfatJYo
https://www.youtube.com/watch?v=ILlyfwDwJVs


冬季休暇用課 題(19th Dec.2018連絡)

英語翻訳 下のA.B.いずれか

A. 「大陸移動説からプレートテクトニクス資料」 下記pdfファイルを用いること.


http://www.soest.hawaii.edu/GG/FACULTY/smithkonter/education/Lab4_ThisDynamicEarth.pdf
よりダウンロードしてください.

課題は,英語と日本語を左段,右段にわけて書いてください.レポート2~3枚程度
翻訳サイトを使ってもかならず自分で訳し直してください.

B.IRIS 教育用リソース
https://www.iris.edu/hq/educational_resources
の中からどこか1ページを選ぶ.
日本語で要約を書く.レポート2~3枚程度

以下は3つのうちから,いずれかを選択のこと.


1.べき乗則の資料は下記がまとまっている.
https://arxiv.org/pdf/cond-mat/0412004.pdf


2.津波シミュレーション(Excel編)14th.Dec.2016,01st.Jan.2018補遺追加 06th.Jan.2018さらに補遺追加

津波計算を改良するときには,水深を0から1の間の小数にしてください.
(実際の海の深さではありません)

これは計算をどのようなサイズでも使えるように,全体の大きさを1と
して規格化しているからです.もし実際の水深(1以上の深さ)を使うと
波の速度がとても速くなってあっという間に格子の端まで到達して
しまいます.

具体的にはたとえば大阪湾の大きさを考えているときには,全体のサイズを10kmとして
深さが100mなら0.01を深さが10mなら0.001を使うようにします.そうすると波が
伝播する速度が落ちて,水深による津波の様子がよくわかると思います.

下記のファイルをダウンロードしてください.
なお,再計算後,上書き保存はしないこと.条件を新たに設定するときは,かならず元のファイルを呼び出して条件(波高,地形)を変えてください.
詳細はまた後日書きます.OpenOffice Calcは3D等高線グラフ機能がないので,適していません.これだけは元祖エクセルがいいようです.

tsunami000.xls


このファイルの解説は下記にあります.ただ,現在のファイルの格子は下記資料の簡易設定ではなく,きちんと半格子ずれた定義を行っています.
Okamoto_Excel_Tsunami.pdf

補遺.

クセルによる津波のシミュレーションのファイル操作
(格 子データの定数は計算の簡略化のため,すべて全体のサイズを1として規格化されている.実際の計算では格子の長さ(深さ)や重力加速度を きちんと定義する必要がある)

<計算の実際>

波高(w)の中心付 近のセル(格子)の計算式を1か所下記のよ うに,変更する.

=O12-0.02*(AP12*P42-AN12*O42+AO13*O73-AO11*O72)
0.01

そのあと,F9を押 すと再計算され,波が変化していく.2~3回繰り返したあと,

先ほどのセル(格 子)の式を元に戻す.

=O12-0.02*(AP12*P42-AN12*O42+AO13*O73-AO11*O72)

これは中心付近の海面 が,一旦 +0.01 だけ持ちあがってから,元に戻ったことを意味する.
再計算(F9)は後戻り できないので,元に戻すときは元のファイルをロードし直す.

☆(応用)


元ファイルをコピーして格子サイズを大きくしたり,水深を部分的に変化させて計算させる.
(大阪湾など実際の海底データを入れるのも興味深 い)

 ⇒水深を変化させるときは,かならず,一番上の水深の格子(
h)だけを変化さ せること.
下の2つ(huhv,半格子ずれた定義)はhに連動する計算 式が入っているから.


3.PC用プログラミング言語processing関連サイト

このプログラミング言語はWindows,MacOS,Linuxなど多くのプラットフォームで,さほどややこしい手続きなしにグラフィックプロ グラミングが可能なものです(絶対おすすめ!)→筆者は今までWindowsマシンで何とか動作するプログラミング言語をいくつか試してみました が,これが一番簡単で,なおかつ強力です.
JAVAをベースにしているみたいなので様々なOS上で使えるようです.

本拠:http://processing.org/

downloadから各OS向けの開発環境がダウンロードできます(Donateはもし可能なら寄付をお願いしますの意味.寄付しないでOK).

Stable Releasesの一番新しいものを選ぶ

授業でお話したように,exampleの中に様々な活用例のプログラムが格納されていて,これを改良することでプログラムの勉強が可能です. また複雑系関連の例もいくつかあります.
http://processing.org/examples/
の中の


  • Mandelbrot

  • Wolframs's 1D CA
  • Conway's Game of Life

  • Flocking
    などです.

    Flocking(Boids)のアルゴリズムは下記にある.
    https://www.red3d.com/cwr/boids/



    10/14 元ページに,中国製格安PCのWindows10 へのLinuxの導入と,波形教材のnomogramの作成詳細のページを新設しました.
    計算機に興味のある方,Python言語のインストールなどに興味のある方もどうぞ.

    2018-10-07 中国製格安PC EZBOOK3Pro:WSLのインストール
    2018-10-14 地 学教育「ノモグラム」Python関連 作成法公開

    地震波形教材集(気象庁59型地震計の波形を集録した教材集です.興味を持った人はどうぞ.(10月14日,読めなかったパーミッションを変 更しました)
    59type_seismograms_2018.pdf

    これらのことで質問は遠慮なく yossi.okamoto あっとまーく gmail.com まで.

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