走時曲線下図を用いた解析実習 2021年版 2021年5月26日 9月8日追加 Y.Okamoto
走時曲線の下図を用いた地震波解析の実習です.高校地学あるいは大学教養課程向き.
なお,走時曲線の折れ曲がりからモホロビチッチは地殻の発見をしたとよく言われるのですが,事実はどうも少し違うようで,下記にその詳細があります.
(知り合いのN教授に教えてもらいました)
https://www.zisin.jp/publications/pdf/nf-vol105.pdf#page=6
<準備>
走時曲線図を用意する.下記のいずれか.それぞれ別ページに詳細をリンク.
1.地震波形のペーストアップ図(Hinetイベント波形データよりwin2などを用いて作図,下図作成レシピにも簡単に記述)
http://yossi-okamoto.net/Seagull_Lab/TT/TT-Analysis_Part1.html
2.P波,S波の走時をプロットした図(下図作成レシピで作成法を詳述,あるいは下記の筆者の例を用いてもらってもよい)
http://yossi-okamoto.net/Seagull_Lab/TT/TT-Analysis_Part2.html
この実習で求める作業は以下の図のようになる.図は筆者が大学の授業で用いたもの.ここで用いた1995年兵庫県南部地震の走時元図はこちら.
データはかなり古いので今の学生さんには遠いものと映るはず.ぜひ別ページの新しいデータで作図させてほしい.
※ また下記の実習の手引きでは,P波,S波の折れ曲がる震央距離を同じ距離にするように求めているが,これは実は自明ではない.
ただ,異なるLを用いると計算が煩雑になるのを恐れて,実習ではこのようにしていることに注意.
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