<スマトラ島津波シミュレーション> 2005年1月10日改訂版
※ご注意
このページの計算は1)断層モデルの幅が大きすぎる 2)断層変位のパラメータの入れ方に間違いがあり,過剰な水面低下が初期値に入っている.
の2点により,不都合が生じています.改訂版をご覧ください.
未曾有の大被害になってきたスマトラ島で起きた地震(M9.0)に伴う津波についてシミュレーションを作ってみました.
(筆者は津波の専門家ではありませんので,専門家による詳細なものが出るまでのつなぎです.あくまで参考程度に)
<南側(インド洋側からみたもの>
・津波アニメーション(DVD形式のMPEG2です.10M強と重いです..
fliをUleadVideoStudioでDVD形式に変換しましたが,素のWindowsにはMPEG2のcodecが含まれないそ
うで,DVD再生ソフトが必要です.Unix上では最新版のxine,totemでは再生できるようです.また視点を替
えたものも準備中です)
下記の
海底地形データをもとに津波の伝播の様子を計算しました.計算に用いた式は浅海長波近似というもっとも簡単な津波の式で,地球が丸い効果,コリオリ力,海
底摩擦,津波の遡上効果などは無視した大変プリミティブなモデルです.初期波形に用いた断層モデルはまだちゃんとしたものは公開されていないようなので,
筆者がここやこ
こな
どを参考に適当に作成した大変アバウトなものです.それでもタイ西岸に波が集中する様子や,スリランカ方面に達する津波が確認できます.震源域から西に向
かった津波は東に向かったものに比べ波高が低い様子が見えます.またスリランカ島は海底から屹立するので,被害は大きかったわりには,シミュレーションに
よる波高はタイ方面に比べるとおとなしいように見えます.
※ この計算はあくまで暫定のもので,また表示にあたっては水深と波高を極
めて強調しています.誤解のないようにお願いします.またお問い合わせいただいてもすぐには回答できません.あらかじめご了承ください.
・津
波アニメーション(rm形式の低解像度版です.上記が再生できないときはこれをどうぞ)
<東側(タイ側)からみたもの>
・津
波アニメーション(DVD形式のMPEG2)
・津
波アニメーション(rm形式の低解像度版)
<海底地形図と作成備忘録>
・海底地形(gmtで作成したgifイメージ)
・海底地形作成備忘録
・津波計算備忘録
<リンク>
・津波の瞬間をとらえたビデオ集
中にリンクが貼ってあるReuter(ロイター)のサイトにもたくさんの津波ビデオ画像(Tsnami
Relief Channel)があります.
・津波の前後での地形の変化(衛星画像集)