2004年スマトラ島M9.0津波Sim備忘録Part2          30.Dec.2004−03.Jan.2005

gmtで用いたデータはデータの欠落があるのか,grdxyzでアスキーファイルに直すとうまく地形を表せない.
(トランスフォーム断層のようにx方向にランダムかつ系統的にデータがずれる.)
そこで水深データを変更することにする.
なお,OSはVineLinux3.1,PCはPentium4 2.4GHz,1Mメモリ.コンパイラはgcc.

<水深データの変更>
水深を含む地形データとしてはもっともポピュラーで入手しやすい
http://topex.ucsd.edu/marine_topo/mar_topo.html

http://topex.ucsd.edu/cgi-bin/get_data.cgi
より緯度,経度を指定してファイルを落とす.
-R70/110/-10/25を切り出す.
こ れがでかい.mozillaからhtmlでセーブすると get_data.cgi.html名で保存されるがしばらくmozillaが沈黙.x画面もひきずられる.それでも着実にファイル量が増えて35.8M で保存終了.さっそくemacsで最初と最後の行のhtmlタグのみ取り除く.
これをbengal_gulf.xyzで保存.これ2min格子である ことに注意
1201*1051の格子となる.これに震源要素を入れるが,どうも画面と長さのスケールが合わないのでとりあえず長さが合わないので,適当に調整.震源 要素もアバウトなものである.

1.Jan.2005
<津波Sim試走>
bengal_2min.c
で8時間分sqfを作成.

<津波Sim 3Dレンダリング>

bengal_2min_pgm.c
でpgmファイルに変換
Povray3.1でheight fieldを用いて
bengal_2min_pgm.pov
で連続レンダリング(詳細は後日)
001から360まで
 Total Time:    4 hours 16 minutes  26.0 seconds (15386 seconds)
かかった.

<動画の作成>
http://vento.pi.tu-berlin.de/fli.html
の配下より
ppm2fli を落とす.
tar xzvf ppm2fli-2.1.tar.gz
で展開.
makeでppm2fli実行ファイルができる.
ところが
ppm2fli -g1024x768 +ox 0 +oy 0 -s20 ppm.list bengal_2min.fli

Checking file list
Line 1: file 'bengal_2min_000.ppm' not found
Remove incomplete output file 'bengal_2min.fli'
Abnormal termination
とエラーが出る.
どうも
ls *.ppm > ppm.list
で作ったリストファイルが
bengal_2min_000.ppm
bengal_2min_001.ppm
bengal_2min_002.ppm
bengal_2min_003.ppm
という風にごみ()が入っている.これを取り 除くと認識するみたい.なぜこのごみが入るのかよくわからない.
Vineを3.1に上げてからこのゴミが目立つようになった.仕方なくgeditの置換機能でを取り除く.
これでOK.
bengal_2min.fliが無事できた.ところが今度はtotemでこれが再生できない.fliを再生する標準アプリである xanimはVine2.6からなくなったので,定石どおりインストールところがapt-getが効かないので,
http://www.ring.gr.jp/pub/linux/Vine/VinePlus/3.1/i386/RPMS.extras/
よりちょっと古い
xanim-2.80.1-3vl14.i386.rpm 21-Apr-2001 12:15 292K
を落としてきて,
rpm -ivh xanim-2.80.1-3vl14.i386.rpm
で再生できる.

この.fliをWindows上のビデオ編集ソフトUleadVideoStudioでmpeg2ファイルに変更した.