薄 片製作余話(附属高校の岩石切断機の刃を交換)                            24th May 2021

FB(
24th May 2019)より,

薄片マニアの方向け.続き.仕事場の岩石カッターの整備.20cmダイヤモンドソー(US製MK-303,27000円!)を中国製格安製品の 25cm(3066円)に換装.ネットで見て問い合わせたドイツ製のダイヤモンドソーは,何と1枚18万円と耳を疑う価格.もちろん即座に断ったが,誰が 買うのだろうそんな高価なもの.同じダイヤモンドソーでもピンきり.もう1枚AliExpressで注文したものは1000円ちょっとの格安.使い比べて みようと思う.とりあえず3000円のものは如何に.しかしこれ注文したものに付けてもらったアーバーが12.7mm(1/2インチ)なのだが,こちらの 調査不足で,この岩石カッターの軸の刃を付けるところの径は実は15.8mm(5/8インチ)だったというお粗末.仕方なく今日の午後をそのアーバー作り に無駄に費やす.インチ規格のワッシャーから旋盤で切り出した.その苦労などを.

左が従来の教材カタログから買ったUS製MK-303,8インチ.右がAliExpressからの10インチ.0.7と厚み表示があるが嘘で1.1mm厚と少し厚い.12,7nn(1/2インチ)アーバーがついてきた.AliExpress購入なので自腹.
左がMK-303,右が今回の中国製.ダイヤモンドの埋め込み方が異なる.これまで使った経験からは,どちらがよいかは一概に言えない.
ブ レードを換装のため,一旦切断機の水槽内部の泥を手で取り除く.数10年分の泥が溜まっていた.ひょっとすると設置以来かも知れない.切断機は内田洋行の 標識があるが丸トーあたりのOEMではないかと想像.古い機種ですでにネットにも見当たらない.薄片を切り出すためのヘッド部分は取り外してある.手が泥 でドロドロになった.昔,山野XXどろんこ美容というのがあったが,手は荒れて美容どころではなくなった
刃を取付ようとしたら,何と軸が2段になっていることに気づく.ネジ部分が1/2インチでその根本は5/8インチだった.これで買った刃のアーバーはそのままでは使えないことに気づいて愕然とする.
仕方なく,買ったアーバーを加工するのは最後の手段に取っておいて,既存のインチ規格のワッシャーの外形を少し削って25mmにピタリと合わせる.これボルトの芯出しがなかなか合わずに一苦労.
次に内径を開ける.15.6mmのドリルがたまたま手元にあったのでそれを使う.旋盤を超低速にして何とか穴あけは終了.ところが切断機の軸には嵌まらない.どうも15.8mmあるみたいでどうしようかと思案.
結局,昔作っていた中ぐりのバイトを何とか使って穴径を少し大きくする.久々の旋盤作業で疲れた.5/8インチは15.8mm超なのを初めて知る.
午後の苦労の甲斐あって,何とか無事に格安ダイヤモンドソーを駆動軸に格納.夕刻までかかる.
組み上げたところ.ここで更に一苦労.どうも上部にかぶせる水よけの位置が刃に当たるので,これを根本でひと工夫して少し上げる.これで何とか25cmソーにグレードアップ.これで大胆にかんらん岩を切ることができそう.この器械もともと20cm用だったのかも知れない.
ということで早速かんらん岩を切ってみる.最初はおとなしくあまり面積を切らない.格安の刃でも結構きれいに切れることが分かった.半日の苦労は何とか実を結ぶ.(幕張の発表の準備をする生徒に無理を言って動画を撮ってもらった)



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