シン・地震計製作備忘録 Y,Okamoto 2023-05-09
これまでの製作メモ(FBなどより)
5/5夜の最大余震.M5.9なのでかなり大きい.さらにダンパーの効きをゆるめたので,感度が上がって海からの脈動もみえるようになった.
さ
て新しい基板とArduinoUnoおよび互換機.ところがなぜかこの安い互換機は,動かなかった.最新のLinuxは互換機のCH340のドライバが積
まれているはずなのだが,どうもよくわからない.仕方なく高価はご本尊に入れ替え.上にあるのがMCP3008,8Chの10ビットADCの石でやすいの
だが,結局SPI接続でUSBにつなぐための石と基板が別に必要で,そうなるとあまり格安のメリットもなくなる.さらにコードは不慣れなPythonが主
流なので,これも困る.それで結局慣れたArduinoに逆戻り.
まず手持ちのGeoPhoneを片方のチャンネルに接続.きちんと振動とほぼ中央よりやや下のポジションでバイアスが調製できた.ここで喜んだのだがーーー.
基板の不都合
何
ともう片方のチャンネルはどのように,2個ある半固定抵抗を回しても,画面のようにしかならない.どこかで回路を間違っているのか,あるいは短絡があるの
か.念のためICを交換したが無駄だった.かなり頭を冷やしてからでないと解析は無理とあきらめる.とりあえず基板はまだ残っているので,次の基板のハン
ダ付けの用意も始める.
や
はり睡眠は重要.朝見直すと.基板にunexpectedな配線ミス.何と半固定のグラウンドの端子のパターンが浮いていて,Groundに落ちていな
い!そりゃ調製できないはず.これ実は電源LEDが最初の設計にはなく,それをあとから追加して,それに直列に入れた300Ωの抵抗が本来Gを配線すべき
穴を隠していて,配線を忘れたというミス.何事も不都合には原因がある!この種の問題解決にAIが活躍するには,あと最低10年くらいかかりそう.
ということで半固定の足が無事にGに落ちた.なんとなく半固定がらみかという予想はあったのだが,まさかハンダ付けの未了までは予測できなかった.
結
果はこのとおりで,ちゃんと調整ができた.ただしこの基板には問題があって,2個あるアンプのバイアス調整を,最初一個の半固定でコモン(共通)で行って
いて,それに気づいてさらにあとでもう1個半固定を追加したのが現在の回路.しかしその調整がクリティカルすぎて,実は現在は元の回路に戻している.した
がって正確にはAD変換の中央値が振幅の中央には合っていない.これ次の基板の設計での要点.しかしこれでやっとRasPiから,このPC記録システムに
移行できる.
朝
5時すぎの余震です.M4.9と小さめですがしっかり採れています.しかしRasPiのシステムが合っていなくて,時計の時刻が遅れています.これ今ネッ
トにつないで時計較正をしようと思ったのですが,なぜかwifiとLANがどちらもつながらない.どうもこのシステムは安定性にかけるので明日PC記録に
変更する予定.
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