Olympus偏光顕微鏡用 LED照明装置の製作               2022-08-07 Yoshio Okamoto
LED light box for Olympus polarized microscope

1.廃棄になったOlympus偏光顕微鏡
Discarded
Olympus polarized microscope



の下部に固定するLED照明Boxを製作する

LED回路および,部品選択は
http://seagull.stars.ne.jp/2018_Gadget/Polarized_Microscope/index4.html

LED_BOXとレンズホルダの3Dプリンタ用STLファイルは以下.
LED_BOX_v3.stl
LED_Magnifier v1.stl
ビス穴はすべて4mmのタップを切れるように3.2mm径で印刷されますが,熱による膨張のため,穴が小さくなります.必要に応じて3.2mmドリルなど で再度穴通しをした方がよいと思われます.またこれ以外に透明アクリル板(1mm厚)のふたが必要です.下の写真をごらんください.


2.部品表

White LED 1 6000K(Color Temperature)
小型基板
1kΩB SW付きVR
ツマミ
200〜300Ω抵抗
DCソケット
5V1A電源
凸メニスカスレンズ(焦点距離数cmのもの)

LEDは筆者はAliExpressから写真の放熱板から6本の足が出たものを多数購入しました.色温度の指定をしないと,とんでもなく黄色かったり,青 紫がかったりしたものが届きます.色温度6000Kが太陽光だと思われるので,その場合顕微鏡下部に付く青い色フィルターは不要となるはずです.詳しいこ とは知りませんが.

以下,写真を参照してください

3.参考写真など

以前に簡易偏光装置のための光源を製作した.回路図は下記のとおり.LEDには下記の直列に入れた抵抗による若干の電圧降下が必要です.詳しい接続図は省 きます.下記写真で回路が理解できる方のみ製作してください.当然ながら,筆者は工作に伴う不都合に一切責任は持てません.




LEDはAliExpressより購入した1W型で色温度が6000Kのもの.色温度は重要で購入時に注意が必要. 



レンズは以前日本橋デジットで,多数が袋入りで売っていたものを購入.これに3Dプリンタで円筒を作って(上記,LED_Magnifier v1.stl)嵌める.円筒の内径はレンズにギリギリのサイズとして,万力で挟んではめ込むとよい.
なおSTLファイルからCuraなどでgcodeを作成して印刷.その後ネジ穴は一応3.5mmドリルを通したあと,4mmのタップでネジを切って下さい.DCソケット,VRを通す穴もリーマーなどで少し拡大してください.
このあたりの工作経験があることが,製作の前提になります.

 

左写真のように鏡筒の下部に,ユリアネジで締め込んで軽く固定.使ったネジ類は全部4mmISOネジ.
電源は日本橋のデジットで500円くらいだった記憶が.一応箱には透明なアクリル板でカバーをかけた.



薄片の撮影画像.接眼レンズにiPhone12proを置いて手持ちで撮影.岩石は石川河川敷に露出する汐ノ宮火山岩(かんらん石の斑晶がふくまれるので おそらく玄武岩に相当.(追記⇒これ嘘です!wikiにはサヌカイトに似た安山岩だと記載があります.この火山岩の学術的論文はまだ見つけていません)



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