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まずはWitwatersrandの含金礫岩(漂砂鉱床).左はTauTonaMineで鉱山の人が切羽からはがしてそっと手渡してくれたもの(約29億年).右はNelspruit近くのドライブインの土産物屋で150Randで買ったもの. |
右側の礫岩の拡大.Quarzite礫とその隙間を埋める黄鉄鉱の粒が良く見える.金は100μm以下で肉眼では見えないとガイドブックにあるのだが,−−−. |
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さらに拡大.オーソコーツアイトの礫がきれいに丸くなっているのがわかる.29億年前のこの時期はまだ大気中に酸素が乏しく,鉄は酸化鉄ではなく,サルファイドとして黄鉄鉱になっていたと高校地学の教科書には書かれている.金粒が見えればいいのだけれど,−−−. |
WitwatersrandSuperGroupのQuarzite.滝の上のもの.I氏よりいただく.硬くて緻密.30億年という年月とは思えない新鮮さ. |
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滝の上の地層の最奥にMagnetiteを多く含んだshaleの厚い層がありました.中には鉄を引きつけるほど磁力の強い部分もあったようです.薄く剥がれやすく赤黒く色がついています. |
Witwatersrandの礫岩.KromadraaiMineの外で拾ったもの.風化が激しく,これは時代を感じさせる. |
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Bushveld
Complex中のCr,Ptを掘るRastenbergPlatinumMineのUG2近傍の黒いseam(Chromite)を含む岩石(約20億
年).いわゆるマグマの分化作用の初期に沈殿する正マグマ鉱床起原のものですが,これが延々数100km規模でシート状に続くのはちょっと想像できない. |
切羽のUG2(Chromite)の塊.粉っぽくクロマイトの粉が落ちる.しかし切羽ではこれが黒く不気味に光ってとても高級なものに見えた. |
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UG2を挟む母岩.ハルツバージャイトとアノーソサイト?Chromaite(Ptを含む)は層状に何層もバームクーヘンのように入っていて下部よりLG,MG,UGと番号が振られている. |
TswaingCrater壁の花崗岩,確か20億年位前のものだったと思う.約20万年前のインパクトの衝撃からか風化が激しく,ぼろぼろと崩れる.古そう. |
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Bushveld Complexを不整合に覆うKaroo Super Groupの一員,Middleburg Coal
Mineの石炭.寒い中,発破を待つ間,暇なので探したもの.Permianの寒冷気候下のもので,あまり質は良くなく輸出するには灰分を洗って取るのだとか. |
Vanadiumを取っているKennedy's Vale Magnetite
Mineの入り口にでーんと置いてあった磁鉄鉱(赤鉄鉱?)の一部.これもBushveld Complexの一員. |
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DwarsRiverMineのchromite.300km西のRastenbergのPGMのものとよく似ています.しかしこちらは露天掘りのものです. |
インド洋の風雪?に耐え,3か月かけて届いたサンプル箱.ビニールテープの被覆がなければとうに壊れていた?
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FoskorMineの単斜輝石(透輝石)と金雲母のペグマタイト.写真のものは輝石の劈開がきれいに見えます. |
薄く剥がれる劈開がきれいな金雲母の多い部分です.この2つの鉱物でほとんどこの辺りの岩石はできていました.今までみたことのない不思議な石です. |
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約20億年前のカーボナタイトマグマの貫入岩体PhalabowaComplexのFoskorMineのFoskorite.白い部分が炭酸塩,黒い部分が磁鉄鉱,蛇紋岩という不思議な取り合わせ. |
当日の巡検案内書.Gavin氏の手作りであったが大変詳しく参考になった. |