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      博物館をTrailから見下ろしたところ.恐竜の像がそこかしこに建つドラムヘラーの街を抜けて少し山に入ったところ,バッドランドの中に建つ. 
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      玄関前は巡検の参加者で一杯.黄色いリュックは今回の学会の参加証のようなもので,結構便利でみんな使っていた. 
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      博物館のDirector Dr.Bruce
Naylor氏の挨拶.これほどたくさんの地学の専門家を受け入れるのは初めてだと言っていた.コーヒーを飲んでいるのはインドから来たS氏. 
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      館内の最初の展示室に現れるT-Rex.なかなかの迫力.これでまず度肝を抜かれます.ここに入る壁には日本語の「ようこそ」の歓迎の文字も. 
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      T-Rex?の頭骨,多くはレプリカなのですが,これは本物みたい. 
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      尾部からみたところ.この部屋は肉食竜ばかりが陳列されていました. 
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      つめですね.これも本物?.なかなか大きい. 
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      本館の中はこんな感じで各種の恐竜が展示されています.もちろんここドラムヘラーの白亜紀の恐竜だけでなく,ジュラ紀などすべての時代の恐竜化石が多くはレプリカで展示されています. 
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      これも肉食竜のようですね.ただ,私には白亜紀末のT.Rexとジュラ紀のアロサウルスの違いはよくわかりません. 
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      これはジュラ紀だったかな?(違います.古生代の初期の爬虫類のようです) 
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      肉付けをしてあるものもあります.子供たちにはこちらの方がいいのかな? 
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      体重計です.自分の体重を動物と比べるようになってます. 
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      さて,博物館の隣の棟は生徒や教員用の研修棟になっています.ここで我々は色で班分けされて,私は赤色班に入りました.その最初の実習は,化石のレプリカ作りです.石膏を水に入れてかきまわします.写真の私のカップはかきまぜる棒が立つようになったのでこれでOK. 
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      本物の化石で作った雌型に石膏を注入したところ.泡を取るためコツコツとたたきますが,結構難しい.見学に来た中学生などに実習させているそうです. 
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      さて,石膏が固まるのを待つ間,講師の説明を聞きます.なぜレプリカを作るのかの説明です.本物は重くて展示に不向きなこと.本物は後で科学的研究に用いること.レプリカだと貸出しなどが簡単なこと.などが説明されました. 
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      下が本物.上がレプリカです.最初に班員は自己紹介したのですが,講師氏は私を指さして,日本は恐竜化石のお得意さんだ.日本では恐竜がとりわけ人気があって,恐竜化石が産業(industry)になっていると笑っていました.日本の博物館でいくつかジョイントを組んでいると言ってました. 
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      さて,私の石膏が固まりました.少し熱を持ってます.NYで取れたというDevonianの海さそりの化石です.これ最初にテーブルについたとき,よく事情を知っている学会スタッフが机に裏向きにおかれた化石の型をこっそりのぞいていました.全部違う生物だからです.私もまねして,このさそりのところに立ちました. 
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      さて,休憩時間に外に出た私はN氏とTrailをひとまわり.内陸部のここは真夏の太陽がちょっと暑くなってきました.乾燥した空気の中をバッタがキチキチとうるさく飛び回っています. 
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      このようにバッドランドと名付けられた白亜紀後期の広大な露頭が続きます. 
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      随所に説明の看板が完備されています. 
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      これはでかい珪化木.年輪が見えてます. 
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      日本で言えば侵食のされ方が柔らかそうで,どうみても第三紀の地層に見えるのですが,白亜紀の地層です. 
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      拡大写真です.恐竜の骨がないか目を凝らしましたが. 
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      バッドランドの名前の由来です. 
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      細かい植物の破片のようなものが見えるのですが. 
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      昔のパンフレットにあった,巨大なティラノサウルスの像はなくなり,ごらんのような小型の恐竜に変わっていました.聞くとしょっちゅう飾りつけを変更 
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      こんな風に恐竜の追いかけっこのディスプレイです. 
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      博物館の研究室です.外から化石のクリーニングなどの作業が見れるようになっています. 
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      もう一度博物館の中に入りました.ストロボを使ってみました. 
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      博物館の玄関のみかげ石です.またイギリス王室?の紋章が刻んであります. 
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      玄関からバッドランドの方向をみたところ.先ほどのBadland
Trailが望めます. 
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      さて2回目の実習が始まりました.これが大変.向こうの小学生や中学生がここで行っている学習を我々が体験します.そりゃ英語圏の人がほとんどですから楽しそうにやっていますが,こちらはナチュラルスピードで展開される会話の意味の半分もわからずみんなについて行くのが必死です. 
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      これは班毎に点数を競うゲーム形式の勉強です.化石の発掘に必要な道具を画面から探しているところです.この他に班毎にセリフを決めてみんなで化石発見の劇を演じる実習もありました.みんなは楽しそうですがこちらは当てられて何か言わされないかとひやひやして終わる時間が待ち遠しく,ほとんど拷問のようなものでした. 
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      このバッドランドのはずれにあるというK-T境界の写真です.中央に水平な薄い色の粘土層がそれのようです.しかしこのK-T境界の展示はやや分りにくいところにひっそりあったような印象です.この博物館のある研究者はNHKのTVで隕石衝突が恐竜を滅ぼしたという説にやや懐疑的だった記憶が残ってます. 
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