北米Misc Photo  2003.09/17

 今回のカナダ行きは日本からは夏の最も航空券の高いシーズンとかち合いました.カナダ直行便はいずれも21万円以上と大変高額です.仕方なく旅行社の方に相談して,もっとも安い米国ロスアンゼルス経由便(タイ航空+アラスカ航空)を取ってもらいました.これだと往復13万円あまりとこの時期にしては大変リーズナブル.おまけにまだ一度も踏み入れたことの無かった米国本土にも往復2日,トランジットとは言え滞在することができました.そして,地学的に良かったのはあの,サンアンドレアス断層とカナディアンロッキーの勇姿を空から見れたことでした.そういった写真をここでは紹介します.

タイ航空で2回でた食事のうちのあとの方のオムレツです.機内食としてはおいしかった.
さてロスアンゼルス着陸の30分くらい前だったでしょうか?機体の降下中にロス(米国ではLAが一般的)郊外の砂漠が見えてきました.
サンアンドレアス断層の見事な姿が眼下に見えました.幸い気づく人も少なく,一番後ろの非常口の扉の窓を占領して写真を撮ることができました.でも気づくのが少し遅れてこの北の方はどんなだったか解りません.半分に縮小した写真では解りにくいのですが,右横ずれの典型的な地形が見えて感激でした.
さらに南の部分です.ちょうどうまいことに右の窓から眼下に断層が見え,その上を飛んでくれてます.この翌日,カルガリーに向け飛んだアラスカ航空機からも期待したのですが,見えませんでした.(窓際を頼んだのですが,右側の窓の席で断層はどうも反対側だったようです)
さて,これはほとんど見えた最終部分でした.この後座席に戻り,ビデオを用意して再び窓に戻りましたがもう,断層は見えませんでした.
LAで止まった空港そばのHoliday innの窓から撮った風景です.前のビルの向こう側は滑走路です.2〜3分おきに飛行機が降りてきます.1泊59USドルでインターネットから予約しました.値段の割りに悪いホテルではないですが,窓の下にマクドがあるほかは店も遠く,買い物に不便です.とうとうビールを買いそびれてしまいました.
店も歩いて行ける距離にはなく,実はバスに乗って買い物に出かけたのですが,ショッピングセンターへの乗り換えが解らず,結局空港を経て帰ってきました.仕方なく晩飯に前のマクドでフィレオフィッシュセットを買いました.日本と同じ大きさ,同じ位の値段,同じ味でした.
夜の上と同じ方向の風景.夜出歩くのは止めた方がよさそうです.周りの環境は帰りに泊まるRamadaホテルの方が良かったです.前の道路で車の事故も見ましたし,酔っ払いなのか,夜中に男が何度か叫んでいるのも聞こえました.
翌日のカルガリーに向かうアラスカ航空機から見たロス郊外の住宅地.整然と区画された道路網は国土の広いアメリカならではの都市計画です.
これは砂漠にかかる山地ですが,貯水池のダムが見えます.雨の少ない場所のようです.背景の山地が遠くに直線的に平原に移行するのは断層かと思っているのですが,よく解らない.
やがて万年雪や環形の湖が見えてきます.火山地形なのでしょうか?ネバダのあたりだと思います.手前の山は火山かなと思うのですが.あとで地図を見ると左側の窓際だとヨセミテなどが見えたのかなあとちょっと残念.
これも尾根筋がちょっと色が変色した山です.このあと機体は雲の多くなったアイダホからUS-カナダ国境を飛びますが,そこは厚い雲で景色が見えなかった.
機体が高度を下げ始めるアナウンスがあり,雲が切れたと思ったら,いきなりカナディアンロッキーの勇姿が飛び込んできました.左側に深い長いU字谷が見えます.谷と地層の走向方向が平行なのが注目点です.実は時差を1時間考慮に入れてなくてまだ国境あたりだろうと思ってたら,いきなり下降を始めたので焦りました.
かなり傾いた地層の走向方向にリッジが立っているのがわかります.少し白く見えるのが石灰岩かな?こんなアルプスのような地形が幾重にも走向方向に直交して並んでいるのがここの凄いところです.U字谷とリッジが平行に何筋も並んでいるのは壮観です.
東にどんどんバンクで向きを変え,機体の高度が下がってきます.もうフロントレンジでしょうか?地層の傾きが少しゆるやかになっていて,左の山塊はケスタのように見えます.中央左の谷も走向方向に平行な構造谷という奴ですね.
さらにカルガリー空港へのアプローチに入ると,眼下に台地とそれを縫う河がきれいに見えてきました.台地は氷食地形でしょうか?また河谷は最終間氷期の氷河後退と関係ありそうですが.というかこれよりはるか東のバッドランドはそうしてできてます.
さて,今度はカルガリーからLAへの帰りのフライトからです.離陸直後でカルガリーのダウンタウンのビル街が眼下に見えます.しかし遠くは山火事の煙で完全に曇ってます.
素晴らしく深く長いU字谷です.しかしやはり遠くは煙ってます.行きに見た谷をやはり走向に直角に逆方向へ見ています.
こちらは谷の底にきれいな氷河湖が見えます.相変わらず曇ってます.U字谷が幾重にも重なって並んでいるのがわかります.コルジエラ造山運動で走向方向にスラストと褶曲で重なったものです.
山の至るところから山焼き?の煙りを吹き出しているのが見えるでしょうか?何かコントロールされたファイヤーとそれ以外の山火事と両方あるような説明だったような,−−.
さて,先ほどのあとは雲が増えてやはりLA近郊まであまり眼下の景色は見えず,期待したサンアンドレアス断層もわずかに雲間に垣間見たのみ.逆光で条件も悪く残念.さてこのあたりはそのあと下降していく途中で見えた,おそろしく四角に見事に整理された区画が見えるLA北部の住宅地です.
LAX北部のRamadaホテルを大学の図書館からインターネットで予約しました.こちらも1泊59ドルです.カルガリーでパンパンに膨れていたプリングルスはLAの低地に降りてきてしぼんでいます.
ホテルの窓から.左のホテルは4ポイントシェラトンです.プールも見えるのですがこのサムネイルでは難しい.その左に交差点が見えます.そこで夕方,バイクの自損事故でドライバーがすぐ側の道路を5mほど空を飛ぶのを目撃しました.おお怖い!
部屋の床は少し古い感じもしましたが,なかなか快適なホテルでした.ただ,夜中に廊下で声がして,覗き孔から男がパンツ一丁で歩くのが見えたり,そのあととなりの部屋のドアを開けたりする音がうるさかった.何かラグビーかアメフトのチームの男とエレベータに乗り合わせたのでその連中だったのかも知れない.
LAを出てしばらく陸を飛ぶかと思ったら,海に出てしまいました.断層はこの時も撮れずじまいです.今回は景色を見る気はなく,トイレや運動に行くのが便利なように通路側の席にしてもらいました.帰る飛行機もほぼ満員でした.前のアメリカ人はタイに行くのだと前のたどたどしい英語の日本人と話していました.隣は日本人の母娘さんでした.
この日の夕食.タイ風カレーです.味はまあまあ.行きと違い帰りは関空に帰るまで日が暮れません.原因は地球の自転と飛ぶ方向を考えましょう!従って人工的な夜?は窓を閉めて作ることになります.まあ海の上だし景色を見ても仕方がないのですが,雲好きな私は少し残念だった.


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