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この日は朝から寒い日で,昨日の続きで半パンTシャツで参加した私は泡を食ってしまいました.寒くて,ここでの説明はほとんど聞いていません.講師はUC(University
of Calgary)のLen V.Hills氏です.
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2つ目のポイントは丘の上で遠くのゆっくりした起伏と森(池がある?)を見ます.Laurentide氷河の西の端を示す,moraine
complexと巡検冊子に載っています.しかし例によって寒く,よほど立ち小便をしようかと思いましたが思いとどまりました.
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3つ目のポイントは小用に行きたくてほとんど覚えていません.4つ目のポイントでこのトイレが見えたときは助かったと思いました.駐車場に着くや否や,私より先に運転していた女性がこのトイレめがけてダッシュしてました.彼女も半パンTシャツで寒い寒いと震えていました.ちなみにカナディアンイングリッシュでトイレのことはwash
roomと言います.
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ここは浅いU字谷の端で,泉があってごらんの河が湧き出しています.その側の広場にテーブルと椅子があって,例の茶色い紙袋に入った昼食をとります.この日は運悪くチキンの味のないサンドイッチが当たり,仕方なくポテトチップと一緒に食べましたが,ジュースで流し込まないと食べれません.ランチだけはおにぎりが欲しいと真剣に思いました.
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さてそのテーブルの脇で説明が始まりました.今日の講師はこの寒さにもかかわらずご覧のように半袖,半パンです.
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この石灰岩に見えるものは,泉から吹き出した水の中の炭酸塩が沈着したものだそうです.木の根の跡などが丸く孔になって残されています.古い顔つきですが最近の形成のように見えます.spring
deposit carbonateとメモにあります.Calgaryの水はこのような地下を通り抜けてくるので,high calcium
carbonateだと書いています.
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いかにも大陸風な小麦に似た雑草ですね.
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さて,全体はこんな風な浅いU字谷の風景のように見えます. |
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両側の高いところに砂岩の層が浮き出ています.ここの形成について図を示しながら詳しく聞きました.U字谷の底が堆積物に埋められた地形だと言ってました.aggradationという言葉を出していたように記憶します.
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これは昼食後の次のポイント.ここでは氷河の後退とそれによりできた地形の説明だったと思います.ただ,渡された地図と目の前の地形の関係がよく分らず,みんな自分の場所がよくわからないと首をかしげていました.
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この谷の上流に向かって氷河が後退したのか,むしろ手前(一つ前の写真の方向)に後退したのかがよくわかりませんでした.ただ後退したあとに滝ができたりすると言っていたような.
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のどかな丘陵地が続きます.鉄条網は牛を飼っているためのようです.車に寄りかかるのは,アフリカ生まれでオランダのポスドク,ダミアンです.車でとなり同士となり,何かと話しました.大変フレンドリーな男です.
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ボウ河に近いCochraneにやってきました.ここではかつてこのあたりを埋めた氷河湖に堆積した河口堆積の地形を見ています.
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写真の正面の道路が三角州の本体を通っています.氷河湖の水面が高かったことがわかります.
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蛇行した河が水をためています.
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さて,現在のボウ河の川岸にでました.カルガリーの水源のダムです.最上部は崖が続きます.この最上部はcray層で,その下の氷河湖堆積物ではなく,風成のレスだと言ってました.
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左側も人の影になっていますが同じような崖が続きます.中央で休む2人はくだんのドライバーの女性で少し疲れた様子です.白いTシャツはこの学会のシンボルTシャツで恐竜の顔のデザインです.
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都会に近い河なのに素晴らしくきれいな水です.ラフティングボートが下っていきました.本当にのどかな風景です.
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own
riskはカナダでは徹底しています.C-trainの扉もボタンを押さないと開かないし,歩道の信号も同様にボタンを押さないと歩行者用の信号は点かないシステムです.
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上部遠くに見える丘が氷河湖のMaxの水面の高さだと言っていたような.随分大きな湖だったことがわかります.
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