2014インド学会&地質巡検記 2014.09.21

インドの学会(GeoSciEd7,国際地学教育学会,ハイデラバード大学)と付帯した地質巡検(Deccan Traps)に出かけました.写真によるその報告です.

その1.インド学会までと学会初日から中日の1日巡検(ハイデラバード近郊の花崗岩など)

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途中シンガポールからハイデラバード行きの飛行機の機内食.いきなり和風からインド風にチェン ジ.まあまあ食べられた.
ハイデラバードでの宿舎.5つ星のhyattホテルは学会割引で1泊8000Rsのところが半額 になってしかも快適.日本円で約7000円くらい.ただし,玄関には空港とおなじX線と金属探知機のセキュリティがあります.
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ホテルは敷地も広々として,プールもありますが,誰も泳いでいません.私も水着は持っていったも のの,水の衛生状態が心配で結局泳がなかった.
部屋は広々としてさすがに5つ星.仕事机も広々としている.
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ベッドサイドの仕事机と組み立てた発表の水平動地震計(三脚のもの).ネットは常時,無線と有線 がOK.ただし少額であるが有料. トイレと洗面,シャワー室も至れりつくせり.しかし生水は飲まないように,歯を洗うのもペットボ トルの水を使用.このあたりは神経質に.結局,学会最終日直前の夜中にややおなかが心配な状態になりトイレに行ったがその後悪化 せず,最後まで何とか腹を壊さずにもった.
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TV,電気ポットやら,冷蔵庫(真ん中の木の扉の中),左の荷物置きと衣装ケースやら,別の扉に はセキュリティBOX.どれも5つ星にたがわぬゴージャスな作り.左にトイレの入り口が見える.
コンセントは万能タイプ.ただしあとで巡検で訪れる地方都市のホテルはこれがなかった.ネットも 繋がらなかった(後述).時計の下は照明とエアコンの制御盤.エアコンは20℃の設定で寒い.部屋に入るときは自動で点灯する が,寒いのでソッコーで切る.
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日本人参加者と朝食.みんな腹を壊さないようにとりあえず慎重なご様子(2日目の風景).
この日の私の朝食.甘いものが並んでいる.この他に野菜オムレツを作ってもらった.ホテルのコー ヒーはちゃんとレギュラーコーヒーだったかな?あとの学会のティータイムとかではほとんどインスタントであった.
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学会前日,同行者と学内を下見に行った.初めてリキシャに乗り,ホテルから6kmで3人で 150Rs.は安いのか高いのかよくわからない.
学内に広い池がある.そのほか,野犬もうろついていて,狂犬病があるかも知れないのでやたら我々 は警戒した.
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学内のバス停.どうやら少しは学内バスがあるようだ.歩くととても時間がかかる.
学内の真ん中の学生寮でリキシャを降りたので学会会場を人に聞いてそこまで25分ほど歩いてやっ と目的の建物を発見したところ.
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さて学会がいよいよ始まりそうで.
最初に何か偉い先生への儀式みたいなのがあって,あと全員起立して国家斉唱まであった.
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やっと日本人の発表の最初で,友人N氏の発表.やや緊張気味.
学会会場の建物と,
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外に建てられた,昼食用のテント.風が強いとほこりが心配.
建物内部はこんな円形で,大学の講義も行われていて学生が結構いた.
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講義室の外に置いてあった浄化された?飲料水.私は当然ペットボトルオンリーでこれは飲まなかっ たが学生は飲んでいる.
この建物のトイレ.男性用は例によって高い!.また右の個室には昨日は紙がなかったのに2日目の 今日は用意されてあった.荷物にトイレットペーパーを都合2個も入れてきたのにほとんど無用の長物だった.
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さて午後遅くに私の発表で,発表前にしゃがんで地震計を組んでいるところ.N氏が私のカメラで撮 影してくれた.
発表は最初しゃべつ言葉をA4の半ページほどにメモしていてあとはアドリブだったがまあ何とかう まく終了.質問も何となく答えられたかなという感じ.
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手前の三脚の地震計の波形を実際に実演した.自分の部屋の地震計の紹介で,日本の家は狭いけどこ れは自分の部屋ではなくて,クローゼットだよという冗談を言うがこれはまあまあ受けたかな?
座長のKさん(手前の日本人)はずいぶん褒めてくれて嬉しかった.
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ホテルの夕食は片方のレストランはビュッフェスタイルでこんな感じ.
ロビーも落ち着いた風情があり,フロント嬢も大変親切で気分がよい.
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学会2日目は,送迎の車で大学まで.運転台にはインドネシアでも見たようなお守り.大学の東門を くぐるところ.大学の門の前は,Bumpと呼ばれる道に凸部があって,そこでさすがの車や単車もスピードダウンする.その隙に大 学から出る車は車道に飛び出せるという仕組み.
さて2日目の発表も淡々と続く.インド人の発表も多い.
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ティータイムには建物の玄関から出て,
三々五々,食事や茶が供されるテントに向う.
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午前の後半のセッションに向うころ.
昼食のメニューが並ぶテーブルから自由に好きなものを選ぶ.
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結構口にあう味なので,助かる.フルーツはたくさん取る.ただやはり衛生状態は心配で,皿を拭い たり,スプーンを拭いたりする人も.
私も途中から習って同様に.
昨日アイスクリームを食べた同僚が大丈夫みたいだったので,この日はアイスクリームに挑戦.とて も美味.おかげで大丈夫だった.
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ただテントの外に犬がいるのがねえ.
午後のセッションも淡々と続く.
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ホテルの冷蔵庫にはシンガポールの空港で買ったギネス3缶と市内の怪しい商店の立ち並ぶ市場のリ カーショップで買ったデンマーク製瓶ビールが冷やされている.
インドの紙幣ルピー.大体2倍した日本円に相当.100ルピーは約200円弱.
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学会3日目は,このバスで1日地質巡検で,ハイデラバード近郊の花崗岩やらを見に出かけました.
最初に古い原生代の花崗岩.25億年前のもので,片麻岩になっている部分もある.
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とりあえず朝ごはんの弁当.白いパンみたいな中にやはりカレーが入っていました.
これはかなりマフィックな部分が縞模様になっている場所.
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あとペグマタイト部分とか,
岩脈とか.
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ここもややこしい構造で.
色々と議論は続く.インド英語の聞き取りが難しい.
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道中の風景.
次の場所はゼノリスやら,ミグマタイトやらの混在する露頭.
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見事なゼノリス.黒いマフィックな部分(27億年)に花崗岩(25億年)が貫入した構造.
マフィックな部分とのミグマタイト構造も.
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それにしても広大で.
これなど,順番がよくわかる構造.
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さしずめお宮さん?
昔なつかしいオート3輪
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地域の祭りの扮装.
食料品から,工具,建築土木材料まで何でも売っている.
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これは標準的な建物の工法で,柱は構造物ではなく,天井のモルタルが固まるまで支えている様子.
おびただしい数の水牛がいたり,
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祭りの山車をみたり,
やっとかなり遅くなって昼食のダムサイトに到着.
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満々と水を湛えたダムが見えます.ここからハイデラバードまで水道の水を供給しているとか.
学会で親しくなったマラウィのイボンヌさんは,これオーシャン?って聞いてました.そういえばマ ラウィには海がない.彼女は少ない給料から5人分の自分のクラスの高校生の学費まで払っていると言っていた.
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この日の昼食.けっこう遅くなってやや腹ぺこ状態.
柵の外には残飯あさりの豚がいました.
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再びバスに乗り込み,
なんか祭りの賑いで人が集まっている大きな橋を通り,
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巨大なダムサイトまで降りてきました.これだけの規模のものは少なくとも日本にはない.
ここに見事な不整合.
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下が25億年のマフィックロック.スケールはボランティアの大学院生.
上は5億年前の砂岩です.コーツアイト化しているとのこと.スケールになっていただいたのは,こ れも日本からの参加者でさる科学館勤務のAさん.英語に堪能だった.
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下部のマフィックな岩体.
ハンマーの位置が不整合.20億年のギャップがあることになります.
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古い橋は途中で流されて壊れていました.
実は遠い対岸にも同じ不整合が遠望できます.
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祭りの人並みでごったがえす通り.
牛は田舎町だけでなく高速道路にも出没するのです.
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帰りにまた食堂に寄って,何か結構辛いスナックを食べました.
とにかく欧米系は食べることやつまむことが好きです.
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また村の賑いを見て,
夕刻遅くに帰途につきました.


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