Norway渡航記 その6 フィヨルドツアー.ナットシェル 2008.08/16 

 8月11日は月曜日,オスロからベルゲンへ.ナットシェルという片道周 遊券(1240kr)で周ります.なお,コースの全般やノルウエイ観光については下記のサイトが参考になります(私はこの方の著書を持って今回の旅をしま した)
http://www.geocities.jp/kitakitalab/

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今日は1週間お世話になったホテルを7時前にチェックアウトして,地下 鉄で中央駅に向かいますが,オスロパスはすでに期限が切れたので,24krを払って自販機で切符を買いました.でも地下鉄では一度も検札には会わなかっ た.
オスロ中央駅構内.ちょっと早くつきすぎたので時間調整で待ち合わせの 椅子で休憩です.何せ重いバゲッジを持っての移動なので疲れます.
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ホームに降りてみました.電車時刻8:10までまだ30分くらいあるの で,乗客はまばら.隣のホームにトラックが走ってきました.そういえばこちらの駅はちゃんとプラットホームがあり,しかも終着駅なので,線路は一方にしか 出ていません.もちろん改札はありません.
周遊券は最初に乗る列車の席と時刻が決まっていて,自分の席は片方に3 席あるうちの通路側でした.まわりは4人の騒々しいイタリア系の夫婦とその友達か親戚の男2人,自分の窓際は極めておとなしい地元の学生風なバックパッ カー,かっこいい兄ちゃんです.ちょっとイタリア系がどこかにいった隙に写真をとりました.
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だんだん郊外で分水嶺がちかづいてきたのか標高が高くなっています.
冬は雪が深いのか,珍しい除雪用?ロータリー機関車をみました.
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山間の駅でしばらく停車.山には雪が残っています.
乗客たちも思い思いに降りて写真を撮っています.
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湖や
滝をみて,
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Myrdalに到着.ここで反対側のホームにくるフラム鉄道線に乗り換 え
まもなく最初の駅に到着.右がフラム鉄道の車両です. Wikipediaにはフロムからは有名なFlåmsbana鉄道が 走っている。この鉄道は20km先のミュルダルに着くまでに864m上昇しており、世界一急な勾配とされている。と書いてあります.
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有名な滝が凄い水量で落ちていて,列車が止まると有名な音楽と踊りの パーフォーマンスが始まります.さるサイトによればヒーヨス滝は93m。(海抜 670m)と書いてあります. そこからはU字谷の底に凄い傾斜で電車は降ってゆきます.隣あったス ウェーデンから来たという鉄道オタクの技術者に,この電車はブレーキシステムが特別いいんだとオタクらしい情報を色々教えてもらいました.
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彼がいうにはノルウエイもかつて,日本と同じ狭軌であったが,現在はす べて標準ゲージに変わっているとのこと.なるほどそんな共通点があったかと妙に感心.彼はもちろん日本の新幹線のこともよく知っていた.
フラムの港に到着.ここからは写真の船に乗り換えます.船の時間までは 少しあるみたいで,しばらく大きなバゲッジを鍵で柱に止めて休憩です.
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おおきな土産物屋など,日本の観光地とあまり変わらない風景.でも雨は 降り続きます.
こちらはその店の前にあった石の地球儀.水が下から湧き出していて,軽 くまわります.
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さらに石のベンチが水に濡れています.このあたりの片麻岩でしょうか. 赤い色が古さを感じさせるいかにもプレカンという石です.
さて,荷物を船尾に置いてもらい,周遊券を見せて乗り込んだ船は出航時 刻の午後3時すぎ,港を出航.デッキは雨で誰も出ていません.操舵室の後ろの1箇所雨をしのげる場所に陣取り,写真とビデオを撮ることにしました.
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U字谷の下流域がやや広がり,枝分かれする入り口にある村をとおりま す.ここまでは対岸に車道もあって,天龍川下りや日本ラインとあまり変わらない印象だったのですが,−−
やがてだんだんとフィヨルドの両岸の傾斜がきつくなってきて
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いつのまにか道もなくなり断崖になってきました.
下の船室は結構観光客でいっぱいですが,デッキは雨と寒いのであまり人 が来ません.セーターと雨避けのジャケットを持ってきて本当によかった.フロム鉄道に乗り込むときに偶然出会った知り合いは半袖で寒い寒いと震えていまし た.
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ここで日本人の北欧ツアー客の立派な紳士(右の方)と知り合い,色んな お話を聞くことができました.話しながらやはり本物の自然を見ることは大事だと2人で納得しました.
ノルウエイでも最長の滝の一つと日本語でもアナウンスがありました.ま たこのあたりで電線の下をくぐりましたが,Wikipediaにはソグネ・フィヨルドの上には、 4597mの長さがある電線が渡されている。これは世界で2番目に長い電線である。と書いてあります.
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滝と雲が十字の格子を描くちょっと珍しい風景.
来し方を見れば,U字型の谷がはっきりしてきます.
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これで天気が良ければいうことないのですが,大体この時期はこんな天気 だと,あらかじめ現地に詳しい知り合いの方に伺っていたので,あきらめもつきます.ガスってないだけましだと.
グドバンゲンの港が待つ谷は最後の方に滝が連続する凄い風景が待ち構え ていました.
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もう滝のスケールがでかすぎて,これだけ滝をみると何か感覚が麻痺(と いうかサチュレート)してくる感じですね.本物の自然はあまり凄すぎると感覚が麻痺してくるということが始めてわかります.
ほ どなくグドバンゲンの港に到着.ここからさらにバスに乗り換えです.重い荷物を引きずってバスを目指すのですが,みんな慌てていてやや殺気だっています. 結局私は一旦腹に荷物を積み込んだ2台めにも満員で乗れず,最後の3台めのバスにようやく乗り込めました.このバスかならず座る人数しか乗せません.途中 立っていると危ないからだろうと思います.また人数分だけバスはかならずくるので別に慌てる必要はなかったのですが,−−.
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このバスは景色が見事なので有名なのですが,写真のように絵葉書で有名 な景色は雨で曇ってしまい残念.途中の車幅いっぱいの危険なつづれ折で有名な滝が4度見れるので,それを隣のご婦人に教えてあげて感謝されました. また有名な途中のホテルも天候のせいか,2人の日本人女性を降ろしたあ と,素通りとなってしまって,もう少しゆっくりと地形を見たかったとやや悔いが残りました.
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バスは約1時間半をかけてVOSSの駅を目指します.高原に上がってし まって,もうたいした景色がないだろうと油断していると,とてつもない滝が田舎の風景の中を凄い水量で落ちています.バスの運転手がツイン何とかとアナウ ンスしていました.
さらにVOSSに向けてバスは高原をひた走ります.まだそれでもこのよ うにときどきフィヨルドの景色の続きの片鱗が残っています.
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長らく走って夕方VOSS駅に到着.重い荷物をバスの腹から受け取って ごろごろとホームまで引っ張ってきました.
ところがなかなか列車が来ません.旅行者たちも不安で駅員に聞くのです が,もうひとつとうを得ない返事.とりあえず来た列車に乗り込んだのですが,いつ発車するのかもよくわからずみんな首を傾げています.
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40 分ほど列車内で待って17時20分過ぎにようやく出発,途中の景色も見慣れてきました.座席はオスロ発とは異なり,自由席で,私は2列になったところを手 荷物と占領しました.バゲッジは通路の置き場所に置きました.ノルウエイは治安がいいのであまり神経質になる必要はないようです.
湖などのんりりした風景をみながら列車はゆっくりと西海岸の方へ高度を 下げてゆきます.
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途中の駅を通過して,もうフィヨルドと併走するようになってきます. 目的地のベルゲンにつながるフィヨルドに沿って列車が走ります.やや高 さが低くなりましたが,どこかで見た風景の再現.
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よい景色のところで写真を撮ろうとすると木々やトンネルが邪魔をしま す.前の座席の女性が同じ苦労をしていて思わず顔を見合わせて笑ってしまいました.
夜19時半ごろ,ようやくベルゲン到着.これは食い物がなくなると,駅 のKioskでホットドッグを買って,ビールを探すがこれがない.仕方なくTAXIを待つがまたまたなかなか来ない.しかたなく,ホテルの案内図をたより にホットドッグを持って重い荷物を転がし,石畳の道を歩く羽目に.ところが狭い町なのでたちまち行きすぎて,別のホテルで道を聞く羽目に.傘とホットドッ グと重い荷物の日本人を怪訝な目でみるフロント嬢に,NoFood!NoBeer!NoTaxi!と悪態をついてしまった(笑).教えてもらった写真のホ テルに到着したのは8時を回っていた.
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ホテルは本館,別館の2つあって,別館の方の部屋になった.到着が遅 かったの で,ダブルブッキング用の予備の部屋だったのかも知らない.想像したより狭く,荷物の置き場所にも苦労.窓の外も隣のビルの工事現場が見えるだけ.
ましだったのはシャワールームとバッフェの朝食だけ.期待したインター ネット接続も無線の場所は出るのに何度やってもLANが繋がらない.この日はあきらめてさっきの冷えたホットドッグとこんなときのための保存食料で早く眠 る.何かベルゲンの印象が悪くなった夜だった.


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