ドイツ地学巡検4日目 Rhon山系からバイロイトへ.

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さて,巡検中もっとも豪華だったこの田舎のホテルともこの朝食でお別れ.
一路ローン山系のある自然公園を目指します.
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4 日間案内をしてくれたS女史.キール地質研究所の研究者ですが,今回このような教育プログラムの開発を始めているそうで,今回の巡検はいわばその最初の仕 事とか.小さな赤ん坊をご主人が併走する車で終始運んではあやしていたのが印象的.ご主人の仕事はとうとう聞かずじまい.
足元には今までみなかった玄武岩の塊が落ちています.あたりの山はいずれも第3紀の火山活動の産物とか.玄武岩の部分が侵食に残って山を形作っています.
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城崎の玄武洞に似た,見事な柱状節理の岩壁.
近寄ると玄武洞にそっくりです.
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新鮮な部分は玄武岩の顔つき.海底が割れて噴出した海底火山や陸上の火山のような説明でした.日本でもほぼ同時期にグリーンタフを多量に噴出した火山活動がありました.
ここの説明には火道のダイク(岩脈)だとも,あるいは周囲に貫入したシル(岩床)とも解釈できるのですが,女史はダイクだと言っていたような.
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道もごらんのとおり,節理で割れた石が使われています.
右側は節理を伴うLava(溶岩流)ですが,左側は凝灰角礫岩のように見えます.
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左側の岩石のスコリアのような発泡部分.ここの露頭の解釈を巡って激論が闘わされましたが,S女史も詳しいことは知らないようです.
遊歩道の別の場所にあるこちらは直立した柱状節理.古い石切場のようです.
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岩石が雪崩れた場所で木の生え方がまばらな場所です.
各所にある説明版ですが,ドイツ語なのでちんぷんかんぷん.
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この森で驚いたのは朽ち木や腐葉土の上に生えるきのこの多さです.
様々な種類のきのこがそれこそそこら中に生えています.アンデルセンの童話やチェルノブイリのきのこ騒動を思いだしました.
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4日間,我々を運んでくれたワゴン車.アウトバーンでは最高149km/hまで私のGPSは記録しました.しかしその我々の車を平気で追い抜いていく車も多く,さすがに高速道路先進国のことだけはあります.
これはBMWです.このようにドイツ国内は圧倒的にドイツ車が幅を利かせています.しかし環境政策など高コストの要因も多く,国際競争になかなか勝てず,ドイツ国内の経済が停滞しているのはご存じのとおりです.
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巡検最後の日の昼食は山を降りてきたところにあるレストラン.
外のテーブルで昼食を囲む面々.手前は韓国の地学教育学会の会長のS先生.物理探査学の大御所のようです.この方は日本にもよく来られるとかで,同席した車の中でよく話しました.
今回のドイツではGPSを持っていきました.自分の場所がすぐわかるので大変重宝しました.等高線入りの地図はドイツ人の研究者が手製で作ったものをWebsiteから買ったものです.ヨーロッパ全域で20m等高線表示で150ユーロはちょっと高いかな?
ご存じのとおり,アウトバーンは無制限?の高速道路.私たちの紅のワーゲンワゴンはこんな速度を出したことも.その私たちのワゴンをあっという間に抜いていくポルシェやアウディがごろごろいるのは流石にドイツ.
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そのあと,いよいよ学会が開かれるバイロイト大学に到着です.
とても広々としたキャンパスで,しかもバーバリア州でもっともレベルの高い大学だそうです.以下学会のページにうつる.
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