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スマトラ地震の津波でTVでよくコメントされていた,つじ先生の講義です.
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スマトラ島の津波の跡でほとんど何も残されていないという被害の爪痕です.
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ネーミングがふるっていますね.
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大阪にも安政南海地震の津波の跡を示す石碑が残されているのを初めて知りました.
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続いて岩石の圧縮実験などを行っておられる,吉田先生の研究室を訪ねました.
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岩石に大きな力をかけてどのように破壊されるかなどを研究されています.
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巨大な花崗岩の岩体を挟んで動かし,その境界部分でどのような挙動をするかを調べています.いわば地下の断層のモデルを実際の岩石で作っているわけです.
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花崗岩同士が擦れ合う境界に様々な振動を検出するセンサーが取り付けられています.これがいわば地震計の役割をするわけです.
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新棟の1階にはオレンジ色の球形の器械が多数,観測に使われるのを待っています.
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これは海底に沈めて,記録を取り,自己浮上させて記録を回収するタイプの海底地震計の本体です.右手に延びているのは指令を与えるためのアンテナです.
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説明していただいたのは,海底地震学が専門のS先生.
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浮上させるときにはこの鉄製の錘を切り離します.
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内蔵される3成分地震計センサー
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記録のためのデータロガー
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会議室での懇談などもあり,
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研究所の門を出るときにはとっぷり日が暮れ始めていました.これは門の横に置いてある有名な地震計のオブジェですね.
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翌日は横須賀のJAMSTECの本部の見学.映画「日本沈没」で有名になった深海底掘削船「ちきゅう」の本拠です.あいにく小雨の降る天候でしたが,職員の方の熱心な説明が続きます.
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深海2000の展示を見学.深海6500が完成してリタイアしたあと,このように見学者のために展示されています.リメイク版の映画「日本沈没」ではこの船が最終章で主人公とともに大変重要な役周りをすることに.
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た
またま作業中で,吊り上げられた深海探査船をまじかに見ることができました.船の後ろに見える3つの覗き窓が,海底の観測に用いる分厚いアクリル製の透明
な窓です.こうした深海技術は新しい船を作ることで,また更新されるとか.予算が閉じられて以後の潜水艇計画が頓挫していることが気がかりと伺いました.
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実はこれ,深海に潜っている1日がかりの行程で,おしっこがしたくなったときのためのものだそうです.使い方は想像してください.うしろの岩石は海底からの収集物.チムニーの破片だったと記憶します.
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別棟にあった,潜水用のシミュレータです.深海の高圧に耐える訓練などに使うとか. |
深海の水圧を再現して,カップヌードルがこのようにつぶれます. |
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深海生物ですが,名前は忘れました.ハオリムシだったか?
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有名な深海生物シロウリガイの展示.赤いのはヘモグロビンのためだそうです.
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さて,電車に乗って移動,横浜研究所に場所を移しました.
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諸外国からの見学者や訪問者も多いのか,壁には巨大な風神と雷神の絵がかっこいい! |
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別棟に案内され,さてみなさんが窓から盛んに写真を撮っているのは?
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ご存じ世界最速(だった−−)「地球シミュレータ」.青く塗られているのが並列型計算を行なうスパコン部分だったと記憶します.広い体育館ほどの面積にぎっしり置かれた計算機群に,私は思わず,昔訪ねた中国西安の兵馬傭を思い起こす風景でした.
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講義室で,研究員の金田さんから地球シミュレータを使った数値計算の概要を講義してもらいました.これは南海トラフに発生する大地震の連動性を再現する数値シミュレーションの結果です.
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地球シミュレータによる,台風の経路計算の結果です.驚くほど経路が似ています.他にも世界の海流のシミュレーションなどもあり,私は計算機の中で黒潮が蛇行し,渦を作りながら流れる様子の動画に大変感動しました.
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