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学校を遠く離れるのは今回が初めて.バンコク市内にすら行ったことがなかったのに,ライオンエアという国内線に乗って遠く南の半島部にやってきました.
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早速泊まるスラタニ市内のホテルのすぐそばのローカルマーケットにおじゃまします.屋台が所狭しと並ぶ風景.
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ここで昆虫食の屋台を発見.みんなに囃されて人生初めての昆虫食に挑戦.真ん中にある白い長いイモムシの唐揚げを食べましたが,塩味だけの無味なもので何とかクリア.もう2度とごめん.
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豪華な夕食.今回の旅行は航空券だけ自前であとは全部学校持ち.何と言う太っ腹.
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美しい王宮のそばの,船着場から蛍を見る船に乗りました.
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蛍を見る船旅に出発.木々にあえかな光を放つ蛍が見れたのですが残念ながら写真は撮れず.N先生の「明るい虫iを見に行きましよう」という日本語に一同大爆笑となった夜.
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あくる朝のこれも豪華な飲茶の朝食. |
車に乗ることしばし,西部にある山間のダム湖に到着.
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ここのトイレは有料でした.5バーツを払って入ります.
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ダムそばの港から,細長い船で遠い宿まで運んでくれます.やや天候が心配.雨季のあける今頃は不順な天候に学校でも悩まされています.しかし雲に見え隠れする石灰岩の崖は中国の桂林も顔負けという噂. |
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湖上のキャビンに到着.環境保護の目的から,施設はすべて浮かせてあり,陸上には何の施設もない湾奥の波の静かな場所にキャビンが並んでいます.
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狭いキャビンの2階で男4名が寝ました. |
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キャビンの前には見事な蘭の飾りが.私は30数年前に蘭の栽培に凝ったことがあってその頃見ればこれは垂涎のものばかり.しかし検疫があり買って持ち帰ることはたぶんできない.
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キャビンの豪華な夕食.南部独特の辛い香辛料に要注意. |
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翌日はいよいよダム湖の核心部へと船が進みます.こればかりは写真では全然スケール感が違います.FBの動画もご覧ください.
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もう見渡す限り石灰岩の絶壁ばかり.道路がまったくなく船だけで見れる景色を堪能.
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遠くに別の宿舎のキャビン.これも湖上に浮かせたものです.
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さて湖岸に一か所あった簡単な船着き場を降りると歩く道が山を越えます.この道ごらんのビーチサンダルではとても滑りやすく,私は一度大きく滑って背中を擦りましたが,幸い雨合羽に泥がついただけで半ズボンは汚れずにすみました. |
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このハイキング道はなぜか砂岩やごらんの凝灰岩のような泥岩が分布して,ほかの石灰岩とは異なります.歩く前にトイレを借りた店の人から入念に虫よけスプレーを吹きなさいとアドバイス.蚊もさることながら,どうも今日のような雨の日はleech(山ヒル)が出るそうです.私は常にleech checkを怠らなかったので,大丈夫でしたが,一人が足の甲を吸われました. |
道を降りるとこのような簡単なバンブー船が停泊する港に出ました.本体とは別の少し上流にある湖です.ここからこの船に乗ります.材料は全部ここで取れた竹で作っているそうです.また屋根が見えるのはこの場所だけ住んでいた人が昔いたらしく,ダムの建設で引っ越した家が昔の遺産として残されているそうです. |
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さきほどの竹船に乗ることしばし,10分ほどでこの鍾乳洞の入り口に到着.歩いて中を探検します.簡単な道が整備されているだけで照明もなく,ガイドがLEDのライトを貸してくれてそれで写真を撮っています. |
たくさんの国内,国外の鍾乳洞を見てきた私としては,特段この鍾乳洞がどうこうはないのですが,この地域にはおそらく発見されていない鍾乳洞が山ほどあるはずでそれが手つかずで残っていることに驚きます.日本ならすぐに観光資源として開発されるのがおちですが,こちらは自然保護が徹底されいるようです. |
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鍾乳洞前の簡単な船着き場.全部浮かせてあります.興味深いのは,向かって左側の地形がなだらかで右側が急峻なのですが,これが地質の違いなのです.右は石灰岩ですが,左はハイキングコースでみた砂岩,泥岩が分布します.この湖の底に両者の境界が予想されます.見事な地質と地形の関係ですね. |
宿全体の様子.丸い円柱状の浮きで全体が浮いています.船は右側の手すりのところに接岸されます.何をするにも船がいる場所です.このキャビンに2泊.2泊目の夜はビールを飲んで若い独身の先生たちの「恋ばな」に付き合いました.ビールは氷を入れるタイ特有の飲み方です.おかげ
で,私は夜3回も音を立てないようにはしごをそっと降りて外のトイレに小用にいく羽目になりました.翌朝,モンキーハンティングに船で出かけたあと,9時
半の迎えの船が来るまでの間に宿の周囲でカヤックを漕ぎました.附高の沖縄のEDCAN以来のカヤックでした. |
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1階の女性部屋.3つのベッドで4人が寝たそうですが詳細は不明です. |
キャビンの前の電源設備.屋根の太陽光発電の電気をはしごの下のバッテリで充電します.フルに電灯とかを使うと数時間で消耗するそうで,まめに電気を切っていました.自然とともに暮らすのもなかなか大変ですね.あとシャワーとトイレが2か所ずつついています. |
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化学の若い先生Yさんと最後の日の朝に,カヤックに乗りました.彼女はスクーバダイビングも得意だそうです.5人いる化学の先生のうち,彼女を含めて3人までが博士号を持っています.そのうち2人は北大と名古屋大の大学院でそれぞれ博士号を取ったので,ときどき片言の日本語を話してくれます. |
こちらが船のメインエンジンとスクリューです.竹の船も同様の装置で駆動されていました.あまり日本では見たことのない推進装置ですね.とても小型のプロペラですが,結構なスピードが出ます. |
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帰りに雨が一時ひどくなり,船頭が荷物を全部黒いビニールでカバーをかけてくれました.この時期はそろそろ雨季が終わるはずなのですが,雨がほとんどランダムに降ります. |
一緒に旅をした仲間たちとセルフィー.後ろはダム建設30周年の記念の飾り.ダムは水力発電がメインとか.しかしこんな知られざる場所に桂林を越えるような素晴らしい自然があるのは本当に大発見でした. |
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メンバーも名残惜しそうにダムの写真を撮りました.このダムは作られて今年9月末で30周年を迎えるそうでその飾りつけがいたるところにされていて花も整備されてとてもきれいな場所でした. |
帰りに立ち寄った吊り橋のある観光名所らしいのですが,詳細はわかりません.石灰岩地帯の風化土壌のテラロッサの赤い色が印象的な河床でした. |
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昼食の川の見えるレストランのメニューもタイ南部の郷土料理が並びます.半島部は魚料理が中心です.スズキのから揚げがメイン料理でした.たまにとてつもなく辛いのが混じるので彼らが気をつけるように言ってくれます. |
空港から学校へ帰る途中の高速道路のSAで夕食に立ち寄ったマクドの看板はやはりタイ風にワイをしていました.これにて楽しかった2泊3日の小旅行はお開きとなりました. |